【サイン本】あやとり
【サイン本】あやとり

【サイン本】あやとり

リンクをコピーしました
¥2,750 (税込)

千種創一

出版社 ‏ : ‎ 短歌研究社

発売日 ‏ : ‎ 2025/4/7

商品コード:9784862727985

「【サイン本】あやとり」の在庫がありません。

商品詳細

人と人を結ぶ糸は永遠だ、って錯覚してしまうのはなぜだろう。

 

人々の消えゆく言葉と記憶を書き留める、 『砂丘律』『千夜曳獏』に続くコンセプチュアルな最新歌集。 戦争体験者への取材に基づく連作「つぐ」や、尾張藩主の御巡覧と伴走した「知多廻行録」(アートサイト名古屋城2024出展インスタレーション作品)を含む265首を収録。

 

【歌集より】

あなたは僕の幽霊に、僕はあなたの幽霊に、雪の手紙を書いていたんだ

言葉ってすっごく永く香るから いま潮風に手帳ふくらむ

伝えねば、否、伝わるような苦痛であってたまるかの、花、渡さねば

生き死にの平野の果ては玻璃の街、月の光をときんときんに散らして

橄欖樹(オリーヴ)の太さは雨の豊かさを ほろんだ竜はかなしかったね

もう何も奪わないでくれ 震わせて真冬に洗うひまわり、造花の

君の名に海のあること 風力1、曇りの南の港に覚めて

港まで肩にもたれて ああ、僕ら海や言葉になりたかったんだな

 

 

ページ数:198
判型:四六判変形
装丁:名久井直子

著者紹介

千種創一
1988年 名古屋生まれ。
2015年 歌集『砂丘律』刊行。
2016年 日本歌人クラブ新人賞、日本一行詩大賞新人賞。
2020年 歌集『千夜曳獏』刊行。
2021年 現代詩「ユリイカの新人」に選出。
2022年 詩集『イギ』、ちくま文庫版『砂丘律』。
2024年 アートプロジェクト「アートサイト名古屋城2024」参加。

この著者の他の書籍を見る