福音館書店の月刊絵本シリーズ、バックナンバーの中から「たべもの」をテーマに集めた3冊セットです。2~5才向け。
『うえからみたり よこからみたり たべものいっぱい』 麻生知子 作
四角くて白いものが描かれています。「うえから みると なんだろう」。次の場面で「よこから みると」、卵やハムなどの具材が挟まったサンドイッチでした。プリンやドーナツなどのお菓子から、どんぶりや揚げ物、さらにはお誕生会で並んだごちそうまで、おいしそうな食べ物がいっぱい登場します。上から見た時の姿と、横から見た時の姿を描いた楽しい絵本です。
『いちご おおきくなーれ』 たむらしげる 作
白い花を見つけたねずみたち。後日見に行くと、緑の実がなっていました。ひと口食べてみたら、苦くてまずい! それがいちごの実だとわかると、ねずみたちは「はーやく おおきくなーれ」「はーやく あかーくなーれ」と、わくわくしながら生長を待ちつづけます。そして、いちごが大きく真っ赤に色づいたら、みんなでおいしくいただきます。
『すいかを どうぞ!』 笠野裕一 作
動物園の動物たちに、すいかをどうぞ! まるごとのすいかをもらったら、動物たちはどうやって食べるのかな? カバはガウッとひとくちに、ゾウは足で踏み割り、かけらを鼻でひろってパクリ。では、アライグマは? サルは? 動物たちがそれぞれの体の特性を活かして、それぞれのすいかの食べ方を見せてくれます。リズミカルな言葉とともにお楽しみください。